魔王の始め方とFGO

 DMMのR-18にあるゲームがあった。

 その名は『魔王の始め方』。

 Zトン(サークルSHIS)の絵に引かれて登録した私は体感で一年半ほど事前登録ガチャを引かされることとなったのだった。

 最初は使い魔と自由枠の二枠のみ保持できるガチャだったのが、そのうちスペルメモリア枠が増え、アイテム枠が増え、しばらく見ぬ間にアイテム枠が追加四枠増え、最終的に事前登録ガチャは八枠を数えるほどになった…。

「どこまで増えるんだよ永遠に始まらない気か!」

「このゲームはスマホゲーの一番面白いところを抽出できてると思いますよ!(答え:ガチャ)」

 などとゲラゲラ笑いながらガチャを回していた日々は突然の終わりを告げた。

 

 そう。

 ゲームが始まったのである。

 そしてゲームをやればやるほど、「あ、このゲームFGOだ」という感想を抱くのに苦労はないほどの共通性を見い出せたのだ。

(使い魔=サーヴァント、スペルメモリア=礼装、種火=種火、進化素材=進化素材)

 困るところは戦闘時コマンドカードの色がブレイク=バスター以外が共通じゃないことぐらいで、システム面としてはFGOが積んでいない戦闘自動化があるなど、頑張っているところがあったのだ。

 シナリオは(なろう小説の原作があるそうだが)ゼロ年代前半のB級エロゲのような花もそんなにないがジャンルとしては嫌味がないほどのシナリオ、エロFLASHが流行っていた頃の雑な感じの戦闘シーンなど、総評して「昔のFGO」といえるぐらいの出来で意外と楽しめていたのだ。マニュアル読まなくていいというのは導入コストを下げさせていいし、シナリオはやはりそこそこのものがあったほうがいいということがシノアリスをやっていて判明したので個人的には結構評価していたのだ。

 

 だが、DMMR-18ランキング課金額二位をとって喜んでいたのがつい先日のように臨時メンテが開けず、エターってしまったわけなのだった。(実際ゲームとしては一週間半ぐらいしか動いてなかった気がする)

 とはいえ、臨時メンテから確実に死んだと思われていたにもかかわらず、ゲームそのものが変わって復帰した城プロなどもあるし、まだ期待しています。

 

 飲食店の五年生存率は5%と聞いたことがあるが、DMMのゲームって飲食店よりも生存%低いよな!